Japan Home– category –
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0056.2月3日(月) 夜
澪の帰宅 仕事を終えてレジデンスに戻った。 大きなトラブルもなく、業務を滞りなく終えて、スムーズに帰宅できた。 エントランスで氷川さんに新しいカードキーを渡してもらえた。流石にもう自分で帰れるだろ、ってことで信頼のお墨付きもいただいた。 お... -
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0057.2月4日(火)
朝 目を開けるより先に、体が目覚めた。 重さが、ない。 筋肉の芯まで、張り詰めたものが抜けている。 (……軽い) 久しぶりだった。 ここまで“抜けている”朝を迎えたのは。 いつもなら、体のどこかが張っている。 それが当然で、正常だった。 けれど、今朝... -
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0051.2月2日(日)朝
日曜日の朝 シーツの中、肌と肌の境目に、まだ夜の余韻が微かに残っていた。 九条は仰向けのまま目を閉じている。呼吸は静かで、でも完全に眠っているわけじゃない。 澪は彼の右腕に軽くもたれながら、ぼんやりと天井を見ていた。 起きる必要は――ない。 そ... -
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0052.日曜日 澪の家へ
氷川の観察メモ 日曜日の朝。 急に九条から電話がかかってきたと思えば、15分以内に外出するから車をまわせという連絡。 驚かない。 俺には何曜日だろうと休日という概念が無い。 まだオフの間はタスク管理が少ない方だ。 レジデンスの地下駐車場に車を移... -
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0046-5.#チーム九条 / 非公開DMログ(蓮見×氷川)
Slack風DMモックアップ:蓮見 ↔ 氷川 #チーム九条 / DM(蓮見 ↔ 氷川) ▣ □ ✕ 蓮見で、何があった?。返事しねーと延々と通知鳴らしてやるからな 氷川わかりましたよ。ただし、答えられることには限りがあります 蓮見別にここで話す分にはいいだろ 氷川あ... -
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0040.交錯
迎え 仕事終わり、本当に九条さんのスタッフの方らしき人が迎えに来てくれた。 「仕事終わりにスタッフに迎えに行かせる」 としか書いてなかった。 どんな人が迎えに来るのか知らなかった。退勤後、オフィスを出たら、車が停まっていて、男性が近くに立っ... -
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0042.気持ちのやりとり
言葉に宿る迷い 食事が終わった。 重箱の中には、もうほとんど何も残っていない。 「ごちそうさまでした」 手を合わせてから、お箸をそっと箱の上に戻す。 九条さんは何も言わなかったけど、完食していた。 淡々とした動作だけど、ゆっくり時間をかけて食... -
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0043.ただいまの距離感
澪 エレベーターにて 九条さんといったん、少しのお別れをして、コートを着てから自分のヒールを履いて、エレベーターに乗った。 登る時はカードキー必須でも、降りる時は要らないらしい。 登る時はスタッフの方が連れて来てくれるだろうから、いい。 ー... -
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0044.氷川の「綾瀬澪:観察ログ」
レジデンスの地下、控室。 一面ガラスのミーティングルームと、間仕切られたスタッフ用の休憩スペース。 温度はやや低めに設定されていて、空気も無音に近い。 スーツのジャケットを脱ぎ、背筋を正したままノートPCに向かう。 九条の不在時でも、滞留は許... -
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0045.Trigger
彼の世界へ戻る スタッフの方に、もう一度レジデンスまで送ってもらって、またあの地下駐車場に帰ってきた。 自分で車を降りようとしたけど、車のドアハンドルがあまりに磨き上げられていて、指紋をつけることに躊躇した。 普段からこの車に乗るような人は...